ほぼ処女作となった「試食販売」の事。

ほぼっていう言い方も紛らわしいんだけど。

実は私は本格的に小説を書き出した二年前にから遡ること十年前に一度だけ自分の中のブームがあって「ハートビート」と「ナイトフライト」という十万字程度の作品を二作品書いたことがあった。

データが奇跡的に残っていたので、一時だけアルファポリスの方に掲載したことがあったんだけど、全く読まれずにとても悲しいことになっていたので、思い立って全年齢作品を数作品下げた時にサッと下げた。

なので、厳密にいえば「ハートビート」が小説を書いた処女作になるのかなと思うんだけど、なろうや色んな投稿サイトで小説を読みだしてから「私もこういう素敵な小説を書きたいな」と思って頑張って書いてみたのが、ちょっとラブコメみのある「試食販売のアルバイトをしたら溺愛されました」だったのである。

自慢ではないけど、私は記憶力が本当に絶滅しているので、何をきっかけにあれを書こうとしたのか全く覚えてないんだけど、買い物行った時にコロッケの試食販売をしていたお姉さんが可愛かったことは覚えている(その時に試食した冷凍コロッケはまんまと買いました)

今自分で読んでみると、本当にひどい出来で「この時に読んでくれていて感想くれた読者さんは、投稿初心者に対する慈愛の精神に満ちていて、その上で足りない文字をなんとか想像力で補完してくれて、良くわからぬ展開がどうなるかを辛抱強く待ってくる忍耐力を持っている素晴らしい人だったに違いない」と確信してしまうほどである。

あの時はあの時なりに一生懸命書いたし、「あれが好きだったよ」と言ってくれた人に失礼に当たるかもしれないんだけど。まぁ……ひどかったよね。あれを書いた子が、ムーンの月間を取れるようになるなんて、誰も思わなかったに違いない。

当時何も分からぬ新人に優しくしてくれた先輩作家の先生などは、あれを読んでからの感想を言ってくれたりしてくれたから、貴重な時間を使ってくれたその無言の優しさが理解出来る今、悪いことをしたなあと思ってしまう。その節は、本当にありがとうございました。

ちょっと話がズレてしまったけれど、曲がりなりにもどうにか完結することが出来た「ほぼ処女作」がネット大賞の一次を奇跡的に通過することが出来て嬉しかったなーという、ご報告でした。

なんか、ただそれだけで頑張って書いて良かったなとは思います。でも、実は短編を出すならついでに他にも出しとくかと思っただけの参加理由なので、通ったのが短編ではなかったのは、自分の中では少し意外ではありました。

あの時からずっと読んでくれている人は、どこかに居たりするんだろうか。

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