バーのオーナーの話。

私は未婚の頃に呑みに行くのが好きで、行きつけになっていた店が何件かあった。そうなると飲み会が終わった後に飲み直しするバーも、だんだんと決まって来るものだ。

そのオーナーが経営しているバーには立地的な問題があったりで、正直に言えばそこまで回数通ったことがないんだけど、私が仲良しだった居酒屋のオーナーと友達で飲み会などで良く一緒になっただけのことだった。

破天荒な人で人を楽しませることを楽しみに生きているような、笑顔の素敵な人だった。

私が結婚して妊娠し出産している間に、彼は亡くなっていた。もう、彼の作った可愛いカクテルを飲むことも、美味しいパスタを食べることも二度と出来なくなってしまった。

どうせ最後に会った時も適当な会話で盛り上がって笑って、そんなものだった。もう彼と何を話したかなんて覚えてもいないけど、何故だかたまに彼のことを思い出す。

私が書いた小説の中のキャラクターを、世界のどこかに居る誰かが、そんな風に未来で思い出すこともあるのだろうか。

イギリスに行った友達の話。

荒狂勇者のラスト付近のヒーローロミオのサブエピソードをどうしてもあれにしたかった私は、イギリスにお嫁に行った友達Mに監修してもらった。現地人でハンサムな旦那さんのチェックも入っているので、多分変な意味にはなっていないとは思う。

Mは私の中学からの友達で、30になる前に思い立って英語を本格的に勉強して現地人のイケメンスパダリを捕まえて結婚した現代TLのヒロインみたいことを地で行く女だ。

私が小説を書くという趣味を持ったことを知って応援してくれて、ランキングに名前が載るようになったのを喜んでくれたのも彼女だった。

アフタヌーンティーに行ったMから私が当時貴族しか食べなかったというきゅうりのサンドイッチの話を「小説に使えるかも」と言えば数日後にものすごい数のきゅうりのサンドイッチについての資料のURLを送ってきてたり、お城でティーパーティーをした写真を見た私が「こういう写真を見るとインスピレーションが湧く」と聞けば、たまにイケメン旦那が写っている今までに行ったヨーロッパのお城の写真を死ぬほど送ってくる優しい友達である。(時差の関係で朝起きた私は通知の数にびっくりする)

たまに私は「コミュ力がある」と言われることがあったが、このMの足元にも及ばない。各国に知り合いを作ったり、日本に居る友達もすごい数である。私は切れてしまった友達も繋がってるので、大体彼女からその後の話を聞いてる。

私とも仲良しで彼女の幼なじみのKとよく三人で飲みに行っていたので、それはあの騎士合コンの仲良し三人組の原型となったと言えるかもしれない。

Mの人たらし具合は、私の母親が彼女が帰る話を聞く度に「私もMに会いたい」とせがむ程度にはすごい。要するに「Mは自分のことが好きだ」と思わせるのが上手いのである。

とてもめんどくさい若かった私に、彼女は「何かを頑張りたいと思って頑張ったことは、決して無駄にはならない」と言った人だ。(どこかで聞いたことがあるかもしれない)

毎年私の誕生日に「お誕生日おめでとう」とくれる彼女は、うっかり者の私が彼女の誕生日を忘れててもサラッとしたものである。そういうところがダメなのだと言われたら、ぐうの音も出ない。

まあ、そういう訳で「めんどくさい女をお世話することが好きなスパダリみのある女友達」は実在しています。

昇進祝い

今日、とある人の昇進祝いに本当は肉(ステーキ)でも送ろうかと思ってたんだけど、職場のみんなで食べますねと言われたので、では、個包装のお菓子でも。。と思って探していた。

人気のお菓子詰め合わせを見ていて、じゃあこれにするかなと思って、決めた辺りで義父から貰い物のお菓子を今から持って行くと言われ、持ってきたお菓子がそれだった。

ものすごい確率の奇跡に、一人で「(ºдº)アッー!!!!」となっていただけだった。(自分だけ感動したやつ)

美味しいし、これにしよう(結論)

現実逃避で、ホームページを作ってしまった。

すぐ傍に、しなければならない山積みのタスクがあるというのに。

なろうのページからは直接の販売ページが禁止のため、各書店さんへのワンクッションのためのページを作ろうとしたら「どうせなら、あれもしたいな。これもしたいな」と、どんどん思ってしまい、気が付けば休みが三日くらい溶けた。つらい。

今日は細々と改稿しながら、また仕事中にいきなりブワッと湧いてきた新プロットを書いていたりする。こなさなければならない事もたくさんあるんだけど、こういうとても良い波を逃すと後々になってから、ダラダラとしてしまう。

そうなってしまうと、なかなか波に乗れなかったりするので、良いインスピレーションが降りたら数日くらいで冒頭の何万字かは書いておきたい。

長編を書いている時に降りて来たプロットは、後回しにされがちなんだけど、長編書いてない時に降りて来た作品は大体書いている。

既作の続編を早く書いてくれないかなと思っている人も中には居るかもしれないんだけど、気長に待ってくれたら嬉しいです。

執筆ソフトについて

書き始めた二年前から今まで、連携が容易なこともありアルファポリスの投稿用のソフトを使ってきたんだけど、もっと自分に合う執筆ソフトはないかなとずっと思っていた。

やっと長編執筆が落ち着き、少しだけ時間が出来たので、ある程度時間を掛けていくつかのソフトを試してみたりと模索した。

あくまで私のやり方での結論なんだけど、外出先なんかでパッと思いついた時にメモるのはUlyssesで、自分の中にあるネタをガンガン出していくのはScapple、本格的な執筆に関してはScrivener3にすることにした。

全部有料ソフトだし、正直言うと便利そうだけど敷居は高いなあと思った。でも、無料期間中にWeb掲載用に作っていた作品のプロットやネタなんかを整理して冒頭辺りを書いてみたら、驚くほどやりやすかった。

私の場合は、メインストーリーとサブエピソードには書いている間に「なんか違うな」と思ったら後ろに回したりとガンガン動かしてしまいたいと思うタイプなので、Scrivener3での執筆作業はとても良い。

Scappleを使い出してから、今頭の中にある考えを全部出し切ってしまうという、爽快感を得られるようになった。全部が全部何かになる訳でもないんだけど、展開に悩んだ時にこういうちょっとしたネタを見て突破口が開けるようなものが浮かんだりもするし、とにかく使いやすく有用だなと思った。

どれもこれも、一回使ったら便利過ぎてもう戻れない。