親しい星が、また増えた。
昨日は思い出の写真とか、色々見て「あんなこともあった。こんなこともあった」と、話して盛り上がった。楽しいことが好きな子だったから、きっとその方が喜んでくれると思った。
あと百年もすれば、世界中の命のほぼすべては入れ替わる。それって、自然の摂理だし近い未来に不老不死の方法が劇的に開発されても、私はそれを受けたいと歓迎出来るかというとそうでもないと思う。無数の素晴らしい創作の中で、不老不死に関する悲劇をいくつも見ていると、あれを悲劇でなくする方法を探ることはとても難しそうだと思うからだ。
そういえば、作家にはあるあるの法則らしいんだけど「作家より頭の良いキャラクターは絶対書けない」らしい。それは、確かになあと思う。いくらなんでもありななーロッパだとしても、自分より頭の良い人の考えていることを想像するなんて、絶対不可能だと思うからだ。だとすると、地の文も無理だし、会話も書けない。詰んだ。
その話をしていた流れで「おそのはおそのより格好良いキャラは、絶対書けないんじゃないの」と言われたんだけど、それはまあ確かにそうなのかもしれない。
ただ、そうすると……と、イケメンキャラとしてすべての条件を併せ持つ奇跡の存在、五条先生のことを思い出してしまった。五条先生を生み出された芥見先生は……五条先生より格好良いということになる。
これは、すごいことに気がついてしまった。
というわけで、私はいずれ集英社さまで本を出してどうにかこうにかして新年会に潜入し、五条先生よりイケメンの芥見先生を見るまでは、絶対に死にたくないと思った。
いずれ必ず死ぬんだから、私は自分のやりたいことをやって死ぬ。